ビジネス英語コーチ Kyoko's Diary

英語力が必要なビジネスパーソンを応援するブログ

BLACK LIVES MATTER でわかった、深い問題(←英語の)◇ 読解・リスニングアップの突破口

f:id:sailcoach:20200718021504j:plain


こんにちは。シアトル在住・英語コーチの奥村きょうこです。

 

アメリカでの BLACK LIVES MATTER 運動は、日本でも話題になったかと思います。

シアトルや周辺の地域では、デモやそれに付随した暴動が起きてしまったり、警察も入らない

自治区が出来たりと、

なかなかワイルドな状況が一時期続きました。

 

今は、ワイルドな状況はなくなりました。

 

でも、”BLACK LIVES MATTER” や ”BLM” のサインは、今でもよく目にします。

 

一般家庭の窓や玄関先、車、学校、電柱、etc.

 

f:id:sailcoach:20200718021506j:plain

さて、ここで英語の問題です!

BLACK LIVES MATTER

 

Black は形容詞、

Lives は名詞、

では、Matter は何詞?

 

 

はてなマークはてなマークはてなマーク

 

この問題、深いです。

人種差別問題としてもそうですが。英語の問題として、かな~り深いです。

この問題を理解すると、長文読解やリスニングが苦手な方にとって、大きな突破口にもなります。

なので最後までお読みください!

 

f:id:sailcoach:20200718021854j:plain

 

 

正解は、「動詞」です。

 

matter は、

 

名詞 ”問題”

動詞 ”問題である、大事である、意味がある”

 

という意味があります。名詞の方は皆さんご存知だと思います。

動詞の方は、馴染みがない方が多いのかも。

 

今回のBlack Lives Matter. の matter は、動詞です。

 

と、いうことで、Black Lives Matter. は、1つの文章で、直訳すると、

「黒人(アフリカ系アメリカ人、有色人種)の命は、大事である」

と言う意味です。

 

 

Lives を動詞 ”住んでいる、生きている” に、三人称単数のs が付いた形、読み方は[リヴズ]、

と、思った方もいるかもしれません。

 

私も最初はそう思いました。

しかし、そうすると、次の Matter が 文法的につながってきません。

 

Lives が名詞の複数形(読み方は[ライヴズ])、Matter が動詞の原形。

 

 

この組み合わせでしか、この文章は文法的に成り立たないので、

「あぁ、Livesは名詞、Matterが動詞なのね。」

という結論に落ち着きます。

 

f:id:sailcoach:20200718021416j:plain

 

実はこの問題、私の英語コーチング本コースを受講して下さっている方に出題してみたところ、

正答率は50%でした。

 

正解した方でも、「なんとなく意味は分かってたけど、品詞まで考えたことなかった」

 

との意見が。確かに、なんとなくわかることも大事。

 

しかし!私は声を大にして言いたい。

 

「品詞を常に見極めよ」

 

特に、名詞と動詞。

 

このふたつを見極めることは、文章中の主語と述語動詞を見極めることにつながり、

結果、英文を正しく理解することにつながるからです。

 

今回のBlack Lives Matter.で例えると、

「Lives が動詞とすると、次の Matter が文法的につながらないな。」

「じゃぁ、Livesには名詞もあって、Matter には動詞もある。それだと文法的につじつまが合う。」

 

と、こんな風に、意味がつながらない時や、つじつまが合わない時、品詞を考える必要があります。

 

長文読解が苦手な方は、一文一文の主語と述語動詞を見極めることをせずに、な~んとなく読んで、な~んとなく理解しているケースが多いです。

 

長いリスニングが苦手、と言う方も同様です。

 

「何が」、「どう(した)」 という、文章の根幹部分をキャッチできないと、メッセージは受け取りにくいですよね。

 

「品詞を常に見極めよ」、と言われても、品詞がよくわからん・・

という方へ。

これはどうでしょうか↓

 

「動詞を探せ」

 

まずはここから、はじめてみてください。

 

 

いや~、今回のテーマは深かったですねニコニコ

 

 

私の英語コーチングサービスでは、どうやったら英語力が上がるのか、お一人おひとりが取り組むべき課題を見つけ、それを克服するためのトレーニング法を提供しています。

 

さらに、そのトレーニングを継続できるよう、サポートしますので、結果を出せます。

 

f:id:sailcoach:20200613094525p:plain

「なんとな~く」の勉強法から脱却したい方へ。

英語コーチング体験セッション(「あなたの為の戦略会議・90分」)を是非、ご検討くださいニコ

 

お申し込みは、ホームページ↓から。 

 

hellokyoko.wixsite.com