ビジネス英語コーチ Kyoko's Diary

英語力が必要なビジネスパーソンを応援するブログ

株式会社を設立しました。

こんにちは。英語コーチの奥村きょうこです。

突然ですが、ご報告です。

先月の4日に、株式会社セイルを設立いたしました。

 

 

2019年から2021年にかけてのことですが、約20年ぶりにアメリカの大学に留学しました。同時に子どもたちを現地の小学校に通わせました。そこで使われる英語が、あらゆる面で”politically correct”(差別廃止の立場で、「正しい」)にこだわって使われ、どんどん変化しているのを目の当たりにしました。

 

例えば、英語を母語としない子どもたちが受講するESL(English as a Second Language)プログラムは、MLL(Multilingual Learners)プログラムへと名前が変更されました。学期の途中にもかかわらず、です。英語が受講生にとって、必ずしも第2言語とは限らないし、何よりも、受講する子どもたちは多言語を学ぶ学習者であり尊敬されるべき対象だというのです。

さらに、ワシントン大学で開催されるワークショップでは、司会やパネリストといった発言する人は、必ず自己紹介の際に、プロナウンを表明していました。プロナウンとは、代名詞のことです。英語は男女で代名詞が区別されますが、従来の二元的な性に当てはまらない人々への配慮や、見た目だけで人を判断すべきでないという配慮から、自ら選択したプロナウンを表明するのです。私もパネリストとして呼ばれたことがあり、実際に、My name is Kyoko and my pronouns are she and her. と自己紹介しました。

こういった出来事は、新鮮だったとともに、英語を指導する立場として、考えさせられました。なぜなら、日本で教えている英語は、何十年もほとんど変化していないからです。グローバル企業にお勤めの方々の中には、すでに世界で起きている変化や潮目を敏感に感じ取っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、まだまだ変化に気づいていない人が多い、または、気づいていてもどうすればいいか分からないのではないか、と感じています。

 

私が教えている若くて流行に敏感な大学生でさえも、英語で情報を得ることが非常に少ないので、世界で何が起きているのか、関心が低いです。日本はますますガラパゴス化し、気づいたときにはもう手遅れになっているのではないか、と英語指導者として、危惧しています。

日本国内に住んでいても、グローバル化の波は避けられません。そこには、世界共通語としての英語が必須となってきます。少しでも多くの日本人の皆さんに、世界共通語として使われている英語に変化が起きていることをお伝えし、グローバル環境でますます活躍していただくために、知識も学べて、実践練習もできるワークショップを開催することにしました。

ワークショップのタイトルは、「ジェンダーニュートラルランゲージワークショップ」です。従来、一般的であったのが、今では差別的とみなされる表現やその使い方を多数、お伝えする実践型セミナーです。レクチャーは日本語で行います。グローバルで英語を使って活躍する際に、常識として備えておくべきことばかりです。英語での実践練習も行います。

先月25日に、第1回目オンラインワークショップを開催いたしました。教員の方々やお子さんの教育のために参加してくださった方やグローバル企業にお勤めの方にも「この教育は必要だ、広めるべき」とコメントをいただきました。詳しくは、下記サイトをご覧いただけると嬉しいです。今月は14日と18日にオンライン開催を予定しています。是非チェックしてみてください。

企業の皆様にも、研修としてご利用いただきやすいように、法人化に踏み切りました。ぜひ、お知り合いに、グローバル企業の研修担当者がいらっしゃいましたら、ご紹介いただけるとありがたいです。
また、英語教員の方々にも好評です。学校関係者にお知り合いがいらっしゃいましたら、ご紹介ください。よろしくお願いいたします。

www.genderneutl.com



次回のオンライン開催:
8月14日 日曜 10:00-11:30<満席>
8月18日 木曜 19:30-21:00 

9月8日 木曜 19:30-21:00 

9月11日 日曜 10:00-11:30<ご好評につき追加しました>

 


最後までお読みくださりありがとうございました。m(__)m