こんにちは。英語コーチの奥村きょうこです。
一昨年から今年4月まで、家族で1年半、アメリカのシアトルで過ごしました。
永住権もないし駐在員でもないですが、子ども達を連れて海外に住みたかったので、思い切ってやってみました。
今日は、子どもが小さいうちに家族で海外(英語圏)に一時期住むことの良い点をシェアする、第3回目です。
(全4回)
良い点その3:
「多様性」を体感できる。(これが一番貴重だと思う)
たいてい、英語圏の国は、多様な人種の方が暮らしています。アメリカもそうです。
ハッキリ言って、子ども達が学校生活で目にするものの中に、「これが標準の姿」ってものはありません。
肌や髪の色、髪型、服装、体格、持ち物、ランチ、食べ物、クラスメートの家族構成、母語、先生、教室の使い方(各先生が決める)、放課後の過ごし方、習い事、、etc.
金子みすゞさんの「みんなちがって、みんないい」がここではピッタリくる。
(実は私、日本にいるときは、このフレーズはあんまり刺さっていませんでした。)
Photo by Monstera
「標準」がないことの何が良いかって、他人に合わせる必要はなく、自分は自分ってこと。
これは私個人の意見ですが、学校も、「標準をあえて設定しない」のだと思います。生徒の家庭背景が多様なので、価値観も様々。ひとつの価値観に皆が納得するはずがありません。多文化を受け入れるしかありません。
その結果、ルールが少なく、自由である、と感じます。あまりに自由過ぎると、何をしていいかわからないというか、当初は親子共々困惑していたのですが、実はこれも「多様性の効用」であるように思います。
「従うべき標準」がないから、自身による「確認」「判断」「意見(その判断の理由を述べる)」を迫られるからです。
多様な人種・文化・生活を目撃することを通し、自身による「確認」「判断」「意見(その判断の理由を述べる)」をする経験を積み重ねることが出来るのは、子どもにとって本当に貴重です。
状況や問題を理解し、どういう理由でどんな解を出すのか、いわゆる理論的に物事を考える力がつくからです。
次回は最終回、【まとめ】です。
最終的に、何を得たのか?お楽しみに!
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